キャリアについて考えよう、会社で最近言われるけどそもそもキャリアって何のこと?
これからのキャリア?そんなこと急に聞かれても・・・。そんなあなたの疑問にお答えします。
キャリアとは
一般的にキャリアは「経歴(=career)」といわれます。厚生労働省によると「過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すもの」と表現されています。いや、結局何を言いたいの?ってなりますよね。
転職市場で「今までのキャリアは?」というのは「仕事経験」が問われています。
私は、雑談の中で友達と「バリバリキャリア積んでいきたいよねー」と話すことがありますがこれも同様です。
人によっては人生全体のことをキャリアとい定義します。結局のところ明確な定義はありません。
となるとこページべは成立しないので、今回は一般的に言われるキャリアの意味について、「心理学的知見から見た定義」と「組織や社会的な視点から見た定義」の二つに分けてまとめてみました。
心理学的知見から見たキャリアの定義
- 人が生涯を通じてかかわる一連の労働や余暇を含むライフスタイル
- 役割統合に影響を与え、かつ相互に関連する現象としての労働、教育、家族などの選択に当たって個人を援助することに含まれる包括的概念(役割葛藤)
- 人が生涯に行う労働と余暇の全体
- 自分が何をするか、自分をどう見るのかを結びつける現象的、行動的概念。それは社会的環境、将来計画、能力や特性などとの関連で、自己をどう見るかを規定する(自己概念、セルフイメージ)
組織や社会的な視点から見た定義
- 仕事に関連した経験と活動に結び付いた一連の自覚的態度と行動(career)
- 個人が時間と空間に従って進む組織化ないしパターン化された経路(careerpath)
- 会社や組織において階級の上昇を示すものとしての外的キャリア(external careea)
- 自己のキャリア形成がその人の自己概念を構成するという内的キャリア(internal career)
- 事業所内のある職業の上向移動の機会(career ladder)
- 事業所内のある職業の上向移動と水平移動のすべての機会(careerlattice)
「キャリアコンサルティング理論と実際6訂版」(2022) P58 より引用
その他
また、仕事内容の区分の仕方によって分ける課業(task)、職位(position)、職務(job)、職種(Jobtitle)などもキャリアそのもの又は、キャリアの一部を構成する概念であり、仕事内容ばかりではなく、その個人にて仕事の持つ意味や目的によって行う努力(work)、労働(labor)、職業(occupation)、天職(vocation)、専門職業(profession)などの概念がある。
まとめ
本ページではキャリアの定義をまとめました。
「仕事」にフォーカスすると、仕事の能力、経歴、昇進昇格、職務能力の向上のこと
社会的な立場も含め広くとらえると、人生全体のステップのこと
とまとめることができるかもしれませんね。
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