周りの人に優しくありたい。そう思う方も多いのでは?私もこんな人になりたいな。と思う要素の一つです。
でも、焦っていたり、イライラしたりしているときに、周囲に冷たい態度をとってしまったこと、ありませんか?
私はあります。そして罪悪感に苛まれるのです。自分の心の余裕を持つことが重要です。
マズローの人間観と欲求5段階説から、周りの人に優しくなれる状態になる方法をご紹介します。
周りの人に優しくしなさい。の難しさ
小さい頃から言われてきました。周りの人に優しくしなさい。当たり前のこととして。
しかし、マズローによると周りの人に貢献したいという欲求が生まれるのは全体の2%だけなのです。それだけ周りの人に配慮したいと思う心は数少ないものだと分かります。「えっ!2%だけなの?」と思ったあなたはその2%になり得る存在です。自信を持ってくださいね。
マズローの欲求5段階説
画像引用:人生後半を最高にハッピーに生きるための「マズローの欲求五段階説」の活用 | 永田京子 (nagatakyoko.com)
ここでマズローの欲求5段階説を紹介します。
マズローはアメリカの心理学者で「人間は生まれながらにして、より成長しよう、自分の持てるものを最高に発揮しようという自己実現の動機付けを持つ存在である」という考えに立つ人間性心理学を提唱しました。
- 生理的欲求:衣食住など生的満足を得たい。健康でありたい。
- 安全の欲求:安心したい。危険を避けたい。
- 愛と所属の欲求:集団の一員として認められたい。友情や愛情を感じたい。
- 承認欲求:認められたい、尊敬されたい、名誉を得たい。
- 自己実現欲求:自分らしく生きたい。自分らしさを発揮したい。
これが基本の欲求5段階です。欲求は階層となっており、生理的欲求が満たされると次に安全の欲求が生まれます。
では今回のテーマの周りの人に優しくありたい、貢献したいと思えるのはどういう状態かというと・・・察しが良い方はお気づきでしょう。この欲求5段階が満たされてからやっと生じる欲求、自己超越欲求なのです。
自己超越欲求とは
というわけで私たちは幼いころからとってもレベルを高いことを求められていたわけです。自分のことばかりを考えるだけでなく、周りの人を大切にしようというのは、まずは自分の欲求が満たされていないと生まれないという欲求です。
つまり、周囲の人に本当に優しくあるためにはまずは5段階の欲求が満たされる必要があるんですね。
この記事を読んでいるあなたはどうですか?
私の実体験
私が人に優しくできなかった、余裕がなかったと思うのはお店の店員さんに対してじぶんがどのような態度をとっているかで気が付くことが多いです。余裕があるときは心の底から感謝の気持ちを感じ笑顔でありがとうございます。○○してただいたことがとっても嬉しかったです。と伝えるようにしています。自分が接客業や営業をしていたため、店員さんの配慮に気が付き、自分はここまでできなかった、と感動することが多いのです。
もちろん、余裕がなかったとしても文句を言うわけではありません。感謝の言葉は伝えます。が。自分に余裕がないときは、相手の良いところを探す余裕がないのですよね。心からのお礼が言えないわけです。
相手に優しくできるかどうか。は自分の心の余裕の差なのかもしれません。
まとめ 周りの人に優しくなれる状態になるには
周りの人に優しくなるには、自分の欲求が満たされていて、心の余裕を生むことが大切です。あなたの心の状態はいかがですか?この記事にたどり着いたあなたは、優しい心を持っているのだと思います。そして、周りの人にもっと優しくなりたいと思われたのでしょう。
どうすれば優しいと思ってもらえるか考える前に、一度自分の心が満たされているか考えることもいいのかもしれません。
自分に優しくできる人、正直になれる人は、きっと本当の意味で周りの人に優しくなれる。と私は思います。私もまだまだ勉強中です。
こういう気持ち、大切にしたいものですね。
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