頭のいい人ってどんな人をイメージしますか?頭の良さはIQ(Intelligence Quotient、知能指数)で示されると考えることが多いかもしれません。しかし、このIQを生かすにはこころの知能指数といわれる”EQ”が重要といわれています。EQは感情をコントロールして応用できる能力を指し、ビジネスシーンにおける対人関係、対人能力を良好に発展させる基礎能力とされています。人間関係の処理能力の高さも頭のよさの条件の一つです。また、
何となくもやもやする、そんな気持ち、感情を言語化したい。
感情をコントロールできるようになりたい。
そんな方におすすめの記事になっています。
本ページでは4つの感情にフォーカスしご紹介します。ぜひご覧ください!
参考書籍:EQ: こころの知能指数 ダニエル ゴールマン (著)
怒り
怒りという感情とその感情が引き起こしてしまうこと
怒りの感情、どうしても持ってしまうことありますよね。ちょっとした一言にイラっとしてしまうこと、余裕がないときに起こりがちです。恋人のちょっとした一言にとげを感じてしまい、ついつい攻撃的に反論してしまったり・・・
「怒り」には理由はありますが、正当な理由があることはめったにないとされています。とはいっても、怒りは最もコントロールが難しい感情であり、ほかのどんな不快な感情より、人の頭の中を支配してしまいます。違うことを考えようとすればするほど、怒りの気持ちがますます高まった経験はありませんか?この怒りを鎮めるには早め、早めの対応が大切なのです。
怒りを鎮めるには?
では、実際にどのようにすれば怒りの気持ちに対応し、鎮めることができるのでしょうか。ここでは、ツィルマンが提唱した、怒りをコントロールする方法を二つ紹介します。
怒りの発端となった理由をもう一度問い直してみる
怒りは最初に衝突が起き、それに対する評価、検討を繰り替えることで増大していきます。そのため、怒りが発生してから早いタイミングで、怒りの発端となった理由を問い直すことが大切なのです。タイミングも重要で、早ければ早いほど効果的。怒りが表出する前に気分を鎮めることができれば、怒りを完全に回避する、ということもできるのです。
怒りを喚起する要因のない環境に身を移す
怒りの原因の一つは、アドレナリンというホルモンの急増です。このホルモンの急増を抑えることは怒りを鎮めることにつながります。誰かと言い争いになったとき、しばらくその相手から距離を置く、頭を冷やす、というやつです。なにかしらの気晴らしルーティーンをもっていると気を紛らわせることができます。怒りの連鎖を断ち切るために別の行動をする。テレビを見たり、読書をしたり、映画を見たり・・・あ!でもショッピングや食事はあまりよくないみたいです。怒りながら買い物をしたり、食べ物を食べたりすることは可能ですから。意識を別の部分に向けることができる気晴らしの方法を見つけましょう。
悩み・不安
悩みや不安、誰にでもあるものです。わたしはこの気持ち、将来のことを考えると得体のしれない不安に襲われることが多々あります。でもそれってどこから来るんだろうって考えると意外と解決しちゃったりしするんです。不思議なことに。
悩みや不安はどこから来るのか
ずばり、よくわからない、言葉にできないもやもや感から来ているのではないかと思います。だれだって真っ暗な洞窟をライトも、ゴールも分からずに進んでいくことは怖いですよね。私は悩みや不安を感じた時は、そりゃゴールが見えてないんだから当たり前だよね、悩むのではなくて考えることに頭を使おう!って自分に言い聞かせるようにしています。真っ暗闇をやみくもに進むのではなく、目的地をはっきりさせて、一歩ずつ、確信を持ちながら進む方法を検討すると少し心が軽くなるかもしれません。
悩みや不安を解消するには?
まず、悩みや不安がどこから来ているのか、原因を追究します。すぐにはでてこないかもしれません。でもひたすら思いついた言葉や考えを私はノートに書きなぐるようにしています。それだけでもちょっと心が軽くなることもあります。そのあと、落ち着いてノートに並んだ言葉をみて、わたしのこの考えの根底、物事の味方あっているかな?もっとポジティブにとらえられる方法はないかな?と考えます。原因は何か、その不安に思っていることが現実になると何が困るのか、その出来事を回避したり、影響を小さくする方法はないか、を考えるのです。まあ起こっても大丈夫か、対処できそう、と思えば不安はなくなっているものです。
「悩むくらいなら考える、行動する、ということが一番の不安解消になる」私が大切にしていることです。
希望
私の人生理念??に自分にも、周りの人にも希望を持ち続けるというものがあります。希望は私がとても好きな感情です。希望を持ち続ける人の特徴が、本記事の参考書籍に記載されていましたのでまとめてみました。
希望を持ち続ける人の特徴
- 自分で動機付けができる
- 目的達成の方法を見つける才能が自分にあると思っている
- 困難な状況に置かれていてもいつか好転するに違いないと自分元気づけられる
- 一度決めた目標に固執するのではなく、目標のとらえ方や達成のための方法を柔軟に見直せる
- 大きすぎる目標を小さく分割するセンスがある
- うまくいかないかも、と思うより、うまくいかなかったときにどうするかという視点で考える
先ほどの不安や悩みを解消するためのアウトプットをする際はこの希望という感情を取り戻せるように、ポジティブな視点で物事をとらえてみるということも大切ですね。
最後に
今回、いろいろな感情にフォーカスしてその感情が何引き起こすのか、その感情にどう向き合えばいいのか、個人的な見解も含めご紹介しました。感情に答えはありません。でも、だからこそ面白いし、人は翻弄されるんだろうなと思います。
ただ、よくわからない感情に振り回されるのではなく、自分自身の気持ちをコントロールし、落ち着いて日々を過ごすことは、自信をもち、自分が納得ができる選択ができることにつながると私は信じています。悩むのではなく考える、毎日ハッピーに過ごしたいものですね。
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